宣伝ビラから衛星放送、そしてSNS [平和]
最近の中東での民衆デモの様子が気になります。
独裁的に地域を治めて来た為政者がどんな手法を使っても、
別の世界があることを知ってしまった民衆の動きを止めることが
できないのは、東欧圏の民主化の流れが始まった際と同じです。
東ドイツと言われる国があった頃、国境は閉ざされていても
西側の(西ドイツの)テレビ放送を受信することができました。
ポーランドの民主化の動きを後押ししたのは、衛星放送から
垣間見える西側諸国の暮らしへの憧れだっと言われています。
写真は、ベルリンにある『DDR博物館』の内部です。 当時の東ドイツの典型的なリビングの風景を再現したものです。 ARDは西ドイツの放送局です。
そして今、この中東での民衆の蜂起の背景には
ソーシャルメディアと言われるインターネットを介した
Facebookなどのコミュニケーションツールがあると言われています。
先日映画『ソーシャルネットワーク』を見た後で立ち寄った本屋さんで
購入した新書です。
キュレーション。聞き慣れない言葉ですが、美術館や博物館で展覧会やイベントの
企画をする人をキュレーター呼ぶと言えば、分かりやすいでしょうか。
企画の主旨に合わせ、紹介したい素材(芸術作品や資料)を集め、
それらを享受する場を作るのが仕事です。
まだ途中までしか読んでいませんが、
この著者によるとこれからは単に情報を、一次的な情報を発信することよりも、
それらの情報を求める人にピンポイントで届け、新たな動きへと結びつけて
いく"仕掛人"的な動きをすることが大きな意味を持つ時代になると。
そしてその際にblogやSNS、メーリングマガジンなどのソーシャルメディアが
重要な役割を担うようになると。
そしてそれらのツールは、これまでのマスメディアなどの特定の組織だけに
使用が認められているのではなく、誰でもがそれを使うことができ、
キュレーターとなる可能性を持っていると。
今日は、家で仕事をしていたので「見たら不愉快になるだけ」と思いつつ国会中継を 見てしまいました。 相変わらず、カップの中をかき回すような空しい論議しかされていませんが、 この方達はこんな時代のうねりをどのように感じているのでしょうか。
独裁的に地域を治めて来た為政者がどんな手法を使っても、
別の世界があることを知ってしまった民衆の動きを止めることが
できないのは、東欧圏の民主化の流れが始まった際と同じです。
東ドイツと言われる国があった頃、国境は閉ざされていても
西側の(西ドイツの)テレビ放送を受信することができました。
ポーランドの民主化の動きを後押ししたのは、衛星放送から
垣間見える西側諸国の暮らしへの憧れだっと言われています。
写真は、ベルリンにある『DDR博物館』の内部です。 当時の東ドイツの典型的なリビングの風景を再現したものです。 ARDは西ドイツの放送局です。
そして今、この中東での民衆の蜂起の背景には
ソーシャルメディアと言われるインターネットを介した
Facebookなどのコミュニケーションツールがあると言われています。
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
- 作者: 佐々木 俊尚
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/02/09
- メディア: 新書
先日映画『ソーシャルネットワーク』を見た後で立ち寄った本屋さんで
購入した新書です。
キュレーション。聞き慣れない言葉ですが、美術館や博物館で展覧会やイベントの
企画をする人をキュレーター呼ぶと言えば、分かりやすいでしょうか。
企画の主旨に合わせ、紹介したい素材(芸術作品や資料)を集め、
それらを享受する場を作るのが仕事です。
まだ途中までしか読んでいませんが、
この著者によるとこれからは単に情報を、一次的な情報を発信することよりも、
それらの情報を求める人にピンポイントで届け、新たな動きへと結びつけて
いく"仕掛人"的な動きをすることが大きな意味を持つ時代になると。
そしてその際にblogやSNS、メーリングマガジンなどのソーシャルメディアが
重要な役割を担うようになると。
そしてそれらのツールは、これまでのマスメディアなどの特定の組織だけに
使用が認められているのではなく、誰でもがそれを使うことができ、
キュレーターとなる可能性を持っていると。
今日は、家で仕事をしていたので「見たら不愉快になるだけ」と思いつつ国会中継を 見てしまいました。 相変わらず、カップの中をかき回すような空しい論議しかされていませんが、 この方達はこんな時代のうねりをどのように感じているのでしょうか。
2011-02-17 00:18
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コメント(8)
こんばんは。
エジプトのデモもSNSが発端となったということを聞きました。
この情報が氾濫している社会において、うまく取捨選択を
することは、結構難しいことと思います。
その中で密度の濃い情報提供がSNSなのでしょうね。
by perseus (2011-02-17 01:05)
エジプトなど中東諸国が民主化するといいですね。革命が起きても反米政権などが誕生すると厄介です。
by toshi (2011-02-17 08:06)
ヨーロッパ旅行中は、テレビはずっとエジプトでした。
街中ではデモ支持団体の活動も見られ、
エジプトの国旗を見ない日はありませんでした。
帰宅後は、情報統制大好きの某国でも、エジプトの映像が。
ずいぶん解禁されたものだと感心しましたが・・・
発言の方が規制されてるようで(笑)
情報網の発展は、意外な方向へ人類を導いているような気がします。
エジプトの動向は、今後も目が離せませんね。
by soraaane (2011-02-17 09:04)
perseusさん
おはようございます。
このような便利なツールが、"煽動"の道具として使われることは
注意しなくてはならないと思いますが、人間の"知りたい"、"情報を共有したい”という欲求には勝てないようですね。おっしゃる通り、そこで求められるのは"うまく取捨選択"する力ですね。判断力、これは小さな頃からの倫理観などがベースになりますから教育の問題となりますね。
by orange (2011-02-17 09:41)
toshiさん
おはようございます。おっしゃるとおり。中東は現代の"火薬庫"の一つですね。パワーバランスが変わり始めているとはいえアメリカは、やはり大きな存在ですから。交通の要所でもありますし、色々な方面に影響がでそうですね。
by orange (2011-02-17 09:44)
soraaaneさん
欧州には中東の人はかなり移住していますから、状況の展開によっては欧州内部も不安定になる可能性がありますね。
それを今、soraaaneさんは、お住まいの所でも人々の変化を体感されているのではありませんか?あの巨大な国の隅々までインタネット網が広がり、i-Phoneを多くの人が使うようになると、民主化の波は…
by orange (2011-02-17 09:48)
『相変わらず、カップの中をかき回すような空しい論議しかされていませんが、この方達はこんな時代のうねりをどのように感じているのでしょうか。』
→ 時代が変わったら困る人が多いのかも知れない。旧体制下の方が懐に大金が入り続けるのではないでしょうか?
by 広島ピアノ (2011-02-17 12:35)
広島ピアノさん
こんにちは。恐らくそうでしょうね。地方議会も同じくです。
国会議員の質が上かというとそうではない方も多々見受けられますが、地方議会では4桁、3桁の得票で議員になることができます。よく顔を知られたおっちゃん、おばちゃん、そしてちょっとイケメン、美人な若い人ならできると言っても言い過ぎではないかもしれませんね。そんな方達が職業として高収入を得るために選挙活動をしている…うんざりです。イライラが募ります==#
by orange (2011-02-17 13:34)