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1年前、この駅から始まった [ドイツ]

ミュンヘン 中央駅。
ちょうど1年ほど前の事、シリアからの難民を乗せた列車が着いたのはこの駅。

いわゆるバルカンルートで、ハンガリーへ着き、
ハンガリー駅で足止めされていた難民が、
オーストリアを通過(途中下車できないように!)することを条件に
動いた列車に乗って到着したのがこの駅です。


P4031063.jpg


この写真は、2016年 3月から3週間ほどミュンヘンに滞在した時に撮影したものです。
家族で旅行をするのでしょうか、穏やかな雰囲気で列車の出発時刻まで、
大きな駅の構内を歩いています。

P4031086.jpg



荷物を持った人々が不安を抱え列車に詰め込まれ、移動。
暗い歴史の場面が、幾つか思い起こされます。
そして25年前、東西冷戦の終結時、東ドイツの人々は、ハンガリー経由で
”東”から”西”へ”亡命”をしたことは、まだ歴史の一場面と呼ぶには遠くない過去の出来事です。

Willkommen! Welcome to Germany!
多くのボランティアがこの駅の端の方の番線に用意された
「難民受け入れカウンター」で衣類や、ぬいぐるみやお菓子まで手渡しながら、
命からがら故郷を捨てた難民を受けいれたのでした。

それは、キリスト教徒としての心情から、
遠い暗い記憶の償いの気持ちから、
近隣の国々に助けられた感謝の気持ちから...

その後、様々な問題が生ずることは、予期できたはず。
仮に過去の償いの気持ちがあるにせよ、このお祭りムードは変だと
私は、思いました。
難民に紛れて潜入するテロリストの恐怖、
亡命申請をしても社会に溶け込める人はどれだけか..
あからさまな反移民感情の高まり..

Wir schaffen das! 私たちにはできるはず! (We can do it!のようなニュアンス)の
メルケルさんの号令で(ここはあえて”号令”と書きます)、動き出したのは
奇妙な光景に思えてなりませんでした。


次回の更新で、続きを...
ご興味があればフォローしてください。

〜*〜


相変わらず不定期更新です。
ちょっと重たい内容で、”疲れるなぁ”と思った方は、
読み飛ばしてください。

日常的なこと柄は、FBの方へupしようと思います。
ブログには、その都度気にかかっていることをしばらく書いてみようと思います。

近況
これまでの仕事に加えて、新たにこちらでも
”ドイツ語トレーニングジム”をやっています。
ご興味がありましたらクリックしてみてください。
http://cafetalk.com/interview/tutor/?p=15860

〜*〜


そんなこんなで貧乏暇無しですが、
そろそろ晩秋京都のオフ会を企画しなくては...と思っております。
日程的には、11月末から12月第一日曜日くらいが、よいかなぁと思っております。
場所は、今年は西陣から太秦方面はどうかなあ..と。
事前企画に関わりたい方、下見に参加いただける方は、ご連絡ください。
 

コメント欄は、しばらくの間閉じさせていただきます。
悪しからずご了承くださいませ。
*オフ会の参加確認の際には、別途 ページを設けさせていただきます^^



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