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日本語になったドイツ語  ゲバ棒•ゲバ学生 [日本語になったドイツ語]

昨日の映画の映像の余韻がまだ続いています。

繰り返しになりますが…私はハルキストではないのですが…
舞台となっている街になんとなく縁があるからか…
その時代(私は厳密には少し後ですが)に学生時代を過ごしたからか…
なんとなくほっとする居心地のよい、
まるで自分の生活の一場面でも見ているような…感じがするので、
村上春樹の小説は時々読んでみたくなります。

さて、昨日のblogでも使ったゲバ棒という単語。
実は=ゲバ=はGewalt(die Gewalt/ゲバルト=暴力)が語源です。
ゲバ学生のゲバも同じです。

当時、私は小学校の高学年〜中学生くらいの時期だったと思います。
山手線で…新宿、高田の馬場あたりを通ると…
線路にゲバ学生が降りて投石用の石を拾っていたり、
ホームでスクラムを組んでいたり…
安保粉砕!とシュプレヒコールを発していたことを思い出します。

シュプレヒコール。Sprechchor(der Sprechchor/シュプレヒコール デモ等で連呼する言葉)
これもドイツ語です。 Chorはそんな騒がしいデモとは程遠い、コーラス(Chorコア)という
意味もあります。重なり合うように声を出すところから来ているのでしょう…

それにしても
映画の最後に監督を始め、様々なスタッフのお名前が紹介されますが、
"学生運動場面の監修”という役割があったのには驚きでした。
まぁ…時代考証ということですが、そんな対象になってしまうとは…時代の流れですね[ふらふら]

国立.jpg
先日の旅行でも、国立駅の駅舎が改修されていると…[もうやだ~(悲しい顔)][ふらふら]
夫様は感慨深そうでした…

Gesehen!(21)  コメント(12) 
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コメント 12

YUTAじい

こんばんは。
高校の同級生が安田講堂事件の時、投石して退学処分になりました。
by YUTAじい (2010-12-12 22:09) 

perseus

こんばんは。
学生運動に関しては、当時、東京の大学に行っていた父親
からよく話を聞かされたものです。
その際に『ゲバ棒』の話もあったのですが、この「ゲバルト」
がドイツ語だったとは!?しかも、シュプレヒコールまで!?
これは非常に勉強になりました^^/
by perseus (2010-12-13 00:25) 

carotte

私も、お兄さん、お姉さんがやっているのを端で見ていた世代です。ゲバ棒もゲバ学生も、そして「学生運動」というのも、なんとなく、ちょっとノスタルジックなものになってしまいましたね。
by carotte (2010-12-13 00:29) 

orange

YUTAじい さん
こんばんは。それはそれは…せっかく最高学府に入られたのに…
でもそんな時代だったのですよね。

perseusさん
こんばんは。そうですね。丁度そんな年代かと思います。
ゲバ棒とシュプレヒコール。…それ以外にも色々とあると思います。映画でもそんなシーンが登場します。(でもなぜか…校舎は耐震補強がはっきりと分かる…某大学内のようでした…)
by orange (2010-12-13 01:02) 

orange

carotteさん
こんばんは。新宿西口が一躍脚光を浴びた時代でもありますね。
そう全てがセピア色の写真の中の出来事のようで…
今、京都の大学の中を歩いてもあの独特の書体で書かれた学生運動のビラの文字を見る事が少なくなったと思います。時代の流れでしょうか…でも映画に描かれているあの世代の刹那さには似たものがあるように感じました。

by orange (2010-12-13 01:07) 

toshi

ゲバ棒の語源、よくわかりました。
私が中学生の時だと思います。
私が進学した高校でも高校紛争が起きていました。
by toshi (2010-12-13 04:43) 

orange

toshiさん
おはようございます。
高校紛争ですか。都市部では高校でもそうだったのでしょうね。
そんなこともあったからなのか以降、私は父の転勤で広島へ引越しますが、中学校も高校も校則がとても厳しかったです。
by orange (2010-12-13 09:07) 

koh925

そうですか
学生紛争が激しかった頃、たしか樺美智子?が亡くなられた
ころは社会人になっていました、当時の私はテレビを見て
学生たちに同調していました、時代は変わりましたね
orangeさんご夫妻は東京の出身で今は大阪で生活
私たちは、その逆で東京生活です
国立駅の古い駅舎は、ある程度再現するように聞いています
御堂筋のイルミネーション、見たいです!!
by koh925 (2010-12-13 09:22) 

広島ピアノ

その気持ち分かります。
私は香港に7年以上住みました。
なので、同じ様な気持ちで、香港映画のDVDを借りることがあります。
昔の居場所に帰った様な感覚・・・。
by 広島ピアノ (2010-12-13 12:42) 

あら

私の学生時代の話も、今の20代前半の人には?なことがあるみたいで、私っておばちゃんなんだな・・・と実感させられますw
by あら (2010-12-13 20:44) 

orange

koh925さん
かんば みちこさん。デモの際に亡くなった東大の学生さんですね。60年安保の時の記憶はあまりありません。その後のことは断片的な記憶として…そして京都で大学へ通うことになり「しあんくれーる」というカフェにもよく来たという高野悦子さんのことを知ります。荒神橋のたもとにある(た)喫茶店です。立命館大の広小路校舎が近くにあります。人々がまだ社会の動きに連動し熱い時代でした…いまのような距離を保った見方ではなく。
国立駅のこと夫に伝えます^^。ありがとうございます。
by orange (2010-12-13 22:23) 

orange

広島ピアノさん
7年はある程度の期間ですね。色々な変遷もご覧になったのでしょうね。風景、その街の音、匂い…色々な記憶を呼び覚まします。映画もそんな見方をすると一層面白いですね。感情移入が一層深まったりして。香港ですか…色々な人生模様がありそうな感じがします。

あらさん
おっと。あらさんは、もうちょっと若い世代と思ってblog拝見していますが…それでも!なんですね。時代の流れというか…
タイプライター→ワープロ→パソコンの変遷があまりにも速かったですからね。
by orange (2010-12-13 22:28) 

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