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好きでしたが時代の流れ



F1もパリダカも好きですが、これは英断だと思う。
やはり化石燃料にたよる時代の終焉でしょう。
命を懸けてコクピットに座り、それを支えた技術スタッフ、開発者の
紙一重の緊張を考えれば涙を流すだけではおさまらない、こみ上げてくるものが
あってしかるべきところだと思う。

個人的には自家用車もMT(トヨタ車)で、市街地よりも田舎道がいいと思う。
路面の感触や道の勾配の変化がタイヤから伝わってくるのがたまらないから。

今朝の国会中継で「25%のCO2削減だなんて簡単に言っているが、どれだけ
国民生活や経済活動のことについて考えたのか」と質問した議員さんがいらしたが、
いやはやもうそんなことを言っている場合ではないのだと思う。

初めてドイツに住んだ頃、「日本の環境技術はすばらしい」とよく言われた記憶がある。
水質の浄化、家電製品の省エネ。
しかし、今ではどれだけたくさんの行政の視察団がFreiburgの町を見学に行っていることか。
「パーク&ライド」だってFreiburgではかなり昔からやっていた。

環境保護が先にありき、ではなくあの町は旧市街地が石畳で道幅も狭く、そこを路面電車が
走るという古い町並みがあり、その美しい、そして保養地であるがゆえに
静かな環境を守りたいという発想が先にあった。
それが結果として今では「環境保護の先進地」となったのだ。
当然、タクシーの乗り入れや店舗への搬入車両の規制を行えば、市民生活だって、
町の経済活動だって影響を受けないわけはない。
が、あの町の人々は「ゆっくりと、おちついて生活をすることを選んだ。」のだと思う。


P1011287.jpg
これは南ドイツの小さな町のバス停の屋根につけられたソーラーパネル。
待合の屋根の部分だ。傾斜が急勾配なのは積雪があるため。

P1011288.jpg
そのバス停に到着する路線バスは天然ガス車。
これらも政策のあと押しがあって、小さな自治体へも広まって行った結果と聞く。

時代の流れを作るため、オピニオンリーダーとしてもF1撤退は英断だと思う。
振り返ってみれば古代ローマの時代にベンハーの映画で見たような1頭だての馬車で
鎧を着た勇者が速さを競っていた競技もいまは行われていないではありませんか。

プリウスは、もちろん乗りたい車ですが…あまり面白くなさそう…。とも実は思っている。


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shin

「時代の流れ」おっしゃるとおりと思います

むずかしいことですが
いい意味で、昨日にしがみつかず
しなやかに前に進む事を心がけたいと思います。


by shin (2009-11-08 15:04) 

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