SSブログ

ベアテ•シロタ•ゴードンさんのこと [平和]

Beateさん.jpg
花束を持ち、優しく微笑む白髪の女性。
Beate Sirota Gordonさん 1923年10月生まれ。

オーストリア、ウィーン生まれ。
父母はユダヤ系ウクライナ人だ。

父親レオ•シロタは有名なピアニストだが、
山田耕筰の招聘に応じ、東京芸術大学の教授として来日した
ことから日本との縁が始まる。

対戦中、ベアテさんはアメリカ留学をするが、
第2次大戦中も日本に留まった父母を探すため来日し、
6カ国語に堪能なこと、『タイム』誌で働いたことにより得られた
情報収集能力などが認められてGHQの民政局員となる。

日本国憲法
第24条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。

6年前に来日した際には、日本各地で講演会を行った。
日本語もまだまだ忘れてはおらず、優しい語り口調で来場者に憲法草案づくりの際の話や
守るべき人権の尊さ、できあがった日本国憲法の比類なく優れている点について
話していた姿が忘れられない。


1945年のクリスマス―日本国憲法に「男女平等」を書いた女性の自伝

1945年のクリスマス―日本国憲法に「男女平等」を書いた女性の自伝

  • 作者: ベアテ・シロタ ゴードン
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 1995/10
  • メディア: 単行本



Gesehen!(7)  コメント(5) 
共通テーマ:旅行

Gesehen! 7

コメント 5

toshi

昨日は憲法記念日でしたね。
今の憲法を大切にしたいです。
by toshi (2010-05-04 08:50) 

orange

toshiさん
コメントとniceありがとうございます。
日々のあたりまえの生活がどのような根拠によって
守られているのか、時々考える時間が必要ですね。

by orange (2010-05-04 09:47) 

らいち。

いつもご来訪ありがとうございます。
お仕事のじゃましちゃってたらごめんなさい。。
orangeさんのコメントがいつも励みになっています(^^)
by らいち。 (2010-05-04 13:47) 

orange

らいち。さん
いえいえ、所詮休日ですから集中力が続かないようです。
上賀茂神社は本当によかったですよ。
明日は「賀茂の競べ馬」ですね。
行きたいのですが…ひとが多そうですし…。
また今度…と言い聞かせています。
by orange (2010-05-04 16:58) 

広島ピアノ

ゴードンさんのような方も憲法草案に関わっていらっしゃったのですね。
記事をじっくり拝読させて頂きました。
私は今の憲法は単純に『アメリカの押し付けだ』と議論を終わらせるのがとても嫌です。
基本は大日本帝国憲法を改正する形にしながら、過去の諸外国の憲法と、ゴードンさんのような方の考えを取り入れた、究極の理想憲法なのだと思います。
だから現実世界に即さないとツッコミを入れられるわけですが。
現実からかけ離れた理想を掲げないと、現実社会には利益追随型の権力者がたくさんいます。軍事産業と太いパイプのあるアメリカのペンタゴンなんて最たる例です。
アメリカに都合の良い、自衛隊が戦争に行けるようにする事だけが目的の、9条には改正させたくないところです。
いつも、コメント有難う御座います。
by 広島ピアノ (2010-05-04 19:43) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。